Reverse Recruiting

リバースリクルーティング(逆求人)とは、候補者が一度だけ評価を受け、企業がプールから声をかける相手を客観的な基準で絞り込む採用モデルです。求人ごとに応募し直す従来型とは流れが逆になり、スカウト型・オファー型採用の基盤になります。

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リバースリクルーティング(逆求人)とは

リバースリクルーティング(日本語では逆求人)とは、従来の採用の順序を反転させたモデルです。候補者が求人を見つけて応募するのではなく、企業が候補者を見つけて声をかけます。

いわゆるヘッドハンティングとは少し違います。変わるのは仕組みのほうです。運用としての逆求人モデルでは、候補者はプラットフォーム上で事前に評価され、持ち運べるスコアを受け取り、企業はそのプールを客観的な基準で絞り込みます。求人ごとに人手のヘッドハンターを立てる必要はなく、絞り込みは直接おこなえます。

日本では、新卒採用の文脈でオファー型採用逆求人サイトとして広く知られ、中途採用ではダイレクトリクルーティングスカウト型採用という呼び方が一般的です。いずれも「待つ採用」から「攻めの採用」への流れの一部です。

リバースリクルーティングはどう動くのか

1. 候補者が一度きりの評価プロセスを受ける。技術テスト、Big Five、語学、職歴の検証など

2. 結果が持ち運べるスコアになる。どの求人でも有効です

3. 企業がプールを客観的な基準で絞り込む。最低スキル、語学、希望年収、稼働可否、勤務地など

4. 企業が候補者に声をかける。スコープと提示年収が見えた状態で打診します

5. 候補者が判断する。スクリーニングをやり直す必要はありません

なぜリバースリクルーティングは広がったのか

三つの流れが重なりました。

  • 従来型の応募の飽和。技術職の候補者は媒体ごとにテストを受け直すことに疲れ、企業は資格情報のない応募の母数を捌くことに疲れています
  • 候補者側の成熟。提示年収の開示、明確なスコープ、短い選考といった透明性が求められるようになりました
  • 採用コストの上昇。経済産業省の試算では2030年にIT人材は最大で約79万人不足するとされ、売り手市場が続くなか、採用までの期間を短くできる企業ほど競争力を持ちます

リバースリクルーティングと従来のATSの違い

観点 従来のATS リバースリクルーティング
起点 企業が開いた求人 事前評価済みの候補者プロフィール
誰が誰に応募するか 候補者から求人へ 企業から候補者へ
スクリーニング 求人ごとにやり直す プールが事前に絞られている
履歴書・職務経歴書 選考の中心 周辺的
判断までの期間 数週間 数日
候補者のプライバシー 限定的 候補者が管理

ATSそのものについてはATSの用語解説もあわせてご覧ください。

リバースリクルーティングとヘッドハンティングの違い

ヘッドハンティングは一件あたりの単価が高いサービスで、ふつうは部長や役員といったシニア・経営層の求人に向きます。逆求人は一件あたりの単価が低く、スケールしやすく、ふつうはミドルからシニアの技術職に焦点を当てます。

両者とも「誰に声をかけるか」という問題を解きますが、道具が違います。ヘッドハンティングは高い個別最適化と高コスト、逆求人は高いスケールと中程度のコストです。日本でも、即戦力の中途採用ではビズリーチやWantedlyのようなスカウト型サービスが、新卒ではOfferBoxやdodaキャンパスのような逆求人サービスが、人材紹介と併用される形で広がっています。今の採用は両方を組み合わせるのが現実的です。

リバースリクルーティングが強い場面

  • 技術職を量で採るとき。ソフトウェアエンジニアリング、データ、デザインなど
  • 採用までの期間が重要指標になる売り手市場
  • 複数国から採用するグローバル企業(リモート採用、ニアショアなど)
  • 転職潜在層。動く可能性はあるが、能動的には探していない人たち

リバースリクルーティングが弱い場面

  • C-levelの一点物の求人。人手のヘッドハンティングのほうが適した道具です
  • 標準的な評価では測れない、要件が極端に特殊な求人
  • プールの候補者の母数がまだ育っていない市場

個人情報保護法(APPI)との関係

企業側では、個人情報保護法(APPI)が中心の枠組みです。候補者のプロフィールやスコアは個人情報であり、利用目的の特定、目的の範囲内での利用、保有の最小化が求められます。声をかける前の評価をプラットフォームに任せる場合でも、何のために、どこまでのデータを扱うのかを明確にしておく必要があります。

評価にAIを使う場合は、AI事業者ガイドライン(経済産業省・総務省)が示すとおり、透明性と人間による監督が重要です。人手のチェックを介さずAIだけで自動的に合否を決める運用には慎重さが求められます。

NORTの位置づけ

NORTは採用管理システム(ATS)ではなく、リバースリクルーティング兼評価プラットフォームです。候補者はテスト(技術、ビッグファイブ、語学)と検証済みの職歴で一度だけ評価を受け、企業はCareer Scoreと客観的な基準でこの事前評価済みのプールを絞り込みます。最後の会話は、スキルを見極めるためではなく、すり合わせとオファーのためのものです。

これは、応募ファネルを管理するATSを置き換えるのではなく、補完するものです。「接触前の評価」を一度きちんと整えたいとお考えなら、NORTの無料アカウントを作成してみてください。

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